東京国立博物館「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」にて京都丸紅が所蔵している「あかね會」の図案が展示されます

東京国立博物館
「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」にて
京都丸紅が所蔵している「あかね會」の図案が展示されます

丸紅は東京国立博物館の創立150周年を記念して開催される
「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」に協賛しています。

現代を生きるわたしたちが、もうだれも生きていないかもしれない150年後、
西暦2172年の東京国立博物館。
そのとき、国宝には、どんなモノがあるのでしょうか。

本展は、東京国立博物館創立150年を記念し、
今から150年後の西暦2172年に伝え残していきたい国宝候補を、
その背景のストーリーと共に展示する展示イベントです。
(東京国立博物館HPより引用)

今回、丸紅は染織図案研究会―「あかね會」の活動を150年後の国宝候補として推薦します。
「あかね會」は丸紅商店時代(1921-1941)に発足し、
様々な分野の芸術家たちが染織品の新たな意匠を追求するために活動してきた経緯があります。
その活動は、わたしたちが伝統を守り伝えていくうえでの指針にもなりえると考えます。

【美の追求、その情熱—あかね會】

1927年、丸紅商店時代(1921-1941)、「あかね會」という染織図案の研究会が
染織品の新たなデザイン創造を目的として発足し、
日本画家、洋画家、彫刻家、グラフィックデザイナーなど
あらゆる分野の芸術家が参加しました。
彼らによって描かれた染織図案およそ600点が現代に伝わっています。

丸紅ギャラリーは、日本および西洋絵画、染織品、
そして「あかね會」の染織図案をコレクションの三本柱としています。
これらのコレクションの礎となったのは、
「美」を追い求めた作り手たちの情熱に他なりません。
150年後にも、この情熱を伝えたい。
そんな思いから、美を追い求めた「あかね會」の活動を150年後の国宝に推薦します。

【染織美術展覧会と京都丸紅】

1927年に丸紅商店京都支店で発足した「あかね會」には、
日本画家、洋画家、彫刻家など、様々な分野の芸術家が数多く参加し、
従来の染織図案の枠にとどまらない個性あふれる図案を創作しました。
「あかね會」で制作された図案は、着物や帯などのデザインソースとして活用され、
斬新な商品が数多く生み出されました。

これらの商品は「染織美術展覧会(美展)」で発表され、
その様子が新聞記事で取り上げられ注目を集めました。
美展は、新作デザインの発表のみならず、職人たちの技術向上のためにも重要な場所であり、
戦中を除き毎年開催されてきました。

現在も丸紅商店の呉服部門を引き継いだ京都丸紅株式会社が主催していて、
着物業界を盛り立てる貴重な場となっています。
美展では今も「あかね會」の図案をもとにした新作が発表され、
当時の情熱は途絶えることなく受け継がれています。

【展示方法はプロジェクションマッピング】

東京国立博物館ができた明治5年から150年。
トーハク史上初の公募型展覧会がはじまります。
個人や企業から集められた“ワタシの宝物”が「150年後の国宝候補」として展示されます。
丸紅は染織図案研究会―「あかね會」の活動を150年後の国宝候補として推薦します。

展示方法は白い着物に「あかね會」で制作された図案を
投影するプロジェクションマッピング。
昭和の時代に様々な分野の芸術家たちが生み出した図案が、
現在の技術で着物に再現されたとき、どのような変化がおこるでしょうか。
「美」を追い求めた作り手たちの情熱を、静かに感じていただければ嬉しいです。

  • あかね会01
  • あかね会02
  • あかね会03
  • あかね会04
  • ※画像は展示図案の一部です。

150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物


2022
112日(水)
2023 129日(日)

時間:9時30分~17時00分
会場:東京国立博物館 表慶館
料金:無料
総合文化展観覧料、または開催中の他の特別展観覧券(観覧当日に限る)でご覧いただけます。

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