澤田宗山
走鹿
1931年
- 澤田宗山
- 陶芸家、図案家。帝展審査員歴任。京都美術工芸学校図案家を卒業後、1904年(明治37年)東京美術学校図案科に入学。在学中に渡米し、コロンビア大学で教鞭をとるかたわら、工芸図案の研究を進めた。帰国後の1908年(明治41年)、澤田図案所(のちに宗和園と改称)を開設。1915年(大正4年)のサンフランシスコ万国博覧会に出品した「月桂冠黒褐色四合壜」、「駅売酒」(コップ付き小びん)の意匠、大阪駅をはじめ各所に出した月桂冠の看板や印菰、団扇など、明治末期から昭和初期にかけて数多くのデザインを手掛けた。